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浸種(しんしゅ)

健忘録とアウトプットを兼ねて書きます。 先日(4/8)、いつもお世話になっている米農家のはじめさんの浸種見学に行ってきました! はじめさんは自然栽培でお米を作っています。 無施肥無農薬です。 農薬も肥料も使う一般的な米づくり農家は、苗をJAなどから買ってきて田植えする人が多く、自家で苗床作る人はだいぶ少ないみたいです。 「浸種」は、種もみを水に浸す作業で、最も大事だとお聞きしました! ただ水に浸せばいいというわけではありません。 まるで神事のようでした。 1.山裾にある川へ行き、水温チェック。 2.まずは塩水を入れたにバケツに種籾を浸し、 浮いた種籾は発芽率が悪いので取り除きます。 (水に塩を入れることにより水が軽くなり、種の選別ができる。比重計を使用、1.14ボーメ度がお米に適している) 3.選別された種籾をネットに入れて、川に浸す。流されないように固定。 種籾を水に浸けてから発芽に必要な日数を割り出すのに積算温度というのがあり、コシヒカリで100度という(百日度)。これは、水温×日数=100とするわけです。 例えば、水温15度×7日=100となり、7日で発芽するとのこと。 この浸種をするためには水温が10度以上にならないといけないのですが、 日本列島は南北に長いので何月何日頃…という目安がなく、農家さん達は野に咲く花や雑草など自然の様子を見て判断しているとのこと(昔ながらのやり方でやっている農家さん達) 例えば、タネつけ花(という名のアブラナ科の雑草がある)が咲きそろった頃がお米の浸種にちょうど良い頃だとか。 なんて素晴らしい!!自然の営みに人間も参加させてもらえてる…私はすごく感動しました。 自然栽培の農家さん達の自然に対する目安や言葉を今後も記録し続けたいと思います。 また、なぜ浸種が最も大事かというと、種を選別する事により「発芽のばらつきをそろえる」のだそうで、これがしっかりできていかどうかが、発育と稲刈りにまで影響するのだそう! それから、浸種する場所は、流れがあるところじゃないといけない。程度のよい川がベスト。 流れのある川は溶存酸素量が豊富なので、発芽に効果的。 自家とか池などで浸種させるときは、水を動かす装置があるそうです…。 本当に奥が深い。 b

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