未病治(みびょうち)

今日は少し肌寒かったです。
気温30度以下になると肌寒く感じるなんて…
それほど今夏は暑かったですね。
このところ、セミよりも秋の虫の声がよくきこえます。

さて。
健康相談をよく受けます。
わりと季節の変わり目はありますが、この時期としては珍しく多いかも。夏の疲れが出ているのかな。

話を聞くと、慢性的な事が大半で、探ってみるとほとんどが日常の姿勢が引き金だったり、生活習慣やライフスタイルが原因ということが多いです。
痛みや違和感が出てようやく意識するわけですが、
たぶん、その痛みや違和感を意識する前に、身体は沢山のサインを出していたはずなんです。
疲れたりだるかったり、そのせいでやる気が出なかったり…etc.
自分の身体の些細な感覚、そのちょっとした変化にいかに気付けるか?ということが、これからの健康維持・健康寿命に大きく影響してくると思います。
検査などの数値で判断する前に、まずは自分の体感、意識、感覚を研ぎ澄ませられるといいですね。
そのためには、普段から自分に意識を向けて、
さらに日頃からストレッチやヨーガでほぐせるとよいかと思います。長時間じゃなくても数分でも構いません!習慣化がコツです。

ちなみに、痩せたいと相談された方は、
体重を知るのがコワイのでしばらく測ってませんと言ってました。自分で重くなったという体感があるのだから、今度は現状を正しく把握して、危機感を持つとよいかもしれません。

そんなわけで、嫌なことは先延ばししたい、見たくない…というのは誰もが思うところですが、そこを目をそらさずに向き合ってよい状態を長く続けたいものですね。 むしろ、自分のことだからこそ向き合えるはず。
東洋医学には「未病治(みびょうち)」という言葉があり、「いまだやまざるを治す=病いになる前に整える」ということです。上手い言葉だなぁ〜とおもいます。

前々回も言いましたが…夏の名残りがある今から、冬への備えをしましょう!
寒くなると、ただでさえ血流も悪くなりますので、まだ暑いと思える時期から備えましょう。人間以外の生き物は夏の間に冬の備えをしています。

by tomoko

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