あかね色

霜月なのに、生暖かい日が続いています。
先月に引き続き、幼馴染が泊まりに来たり、イベントの多い月になっています。
遠方からわざわざ会いに来てくれるなんて有り難いことです。


さて。
今月初めにはあかね染という、古来から生息している植物「茜」による染色体験をしてきました。
茜は、わりとあちこちに生えている草らしいのですが、最近では少なくなっていて、知らないと草刈機に巻きつくジャマ者としか思われないみたいです。
染料は茜の根の部分を使いますが、使用できるまで生育に5年かかるとか。
藍染の方が一般的ではありますが、その昔、藍染は庶民性が強く、茜染は献上品などに利用する特別なものだったのだそう。

体験して初めて知ることばかりですが、
この茜染料で濃い赤色から薄い黄色までさまざま表現ができ、夕焼けのグラデーションを表現する事ができてなんとも美しい。。

そして私は、染色の際に残るオリ(澱)を使って、版画や絵画の絵の具に使えないかを交渉中…。

色そのものもエネルギー。
表現の幅が拡がるといいな〜。
茜が生えていないか庭をチェックしてみようっと。

by tomoko

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