菌類大事

生物多様性の勉強会。
先日の講義のアウトプットです。


まずは壮大な話ですが、菌類と植物の成り立ちから。
・43億年前に地球が誕生、その後冷えて全てが海となる。
・35億年前に生物誕生。
・20億年前に大地の地殻変動により陸ができる。
窒素と二酸化炭素しかないため、海の中でしか生物は生きられなかった。海中にバクテリア発生。
その後、シアノバクテリアという酸素を作り出す菌類が生まれる。
・6億年前にシアノバクテリアや藻類、地衣類が生まれる。それらの堆積により陸が形成。
スコットランドで世界最古の化石からアーバスキュラー菌という植物の根に付く菌根菌がみられた。
・4億年前に菌類と植物の共生がはじまる。シダ植物、被子植物、裸子植物、針葉樹など発現。
・3億6千万年前〜3億年前までの間に木を分解する能力をもつキノコ発現。
・2億9千9百万年前から2億5千万年前 ジュラ紀。イチョウが登場、いろんな種類があったが、
現代のイチョウは全て同じ1種類。

以上がなんとなくの流れ。


要するに、人の体内外で活躍している菌類がいるように、森にも多くの菌類が必要である。

1.木に栄養を与える菌根菌(5〜6千種)があり、
2.土に還す木材腐朽菌があり、
3.植物の中に共生している内生菌は植物を守る役割がある。



…で、何が言いたいかと言いますと、
大きい樹であればあるほど、たくさんの菌と共生している。(例えば松の木は2,000種ほどの菌根菌がある)
樹が切られてしまうと、菌根菌もいなくなる!
土の中の生態系も非常に重要で、植物や森にとっては土中環境がとても大事!とのこと。

昨今の樹木を伐採する行為は、土中環境を全く無視した状態で大変危険。
あとから植林しても、その樹木に合った菌類がいなければ育たない。

菌根菌も希少種や絶滅危惧種もかなり多く、
木材腐朽菌の20%が絶滅危機とのこと。

また、樹だけでなく、他の草たちも当然ながらそれぞれ自分に合う菌根菌と共生している…!



そんなわけで、こうした話を聞いてしまうと、ものの見方が変わりますね。。
本来であれば、ヒトの意識を変えたいところですが、関心ある人が少なすぎる。。
みんなが余裕がなさすぎるほど色んなことに逼迫している事態であり、エゴや利益優先、またそうした知識がなく、間違った知識がまかり通っているからどうしたものか…。
色々と考えさせられます。

by tomoko

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