琵琶湖周辺
琵琶湖畔で生物多様性の勉強会に参加しました。
日本各地、どの地域も環境に対する切実な問題があり、今やらなければならない課題が山積みにも関わらず、人の意識が追いつかないので行政も動かず遅々として進まない、手をつけられない状態ばかりです。
そんな中で、琵琶湖周辺では行政も手を繋いでモデルケースになっている地区もあり、視察と講義を聞き、田の草取りを手伝い、
また、琵琶湖の漁師さんのお話を聞き、漁船に乗って1000年以上続く伝統的なエリ漁場を見せていただき、琵琶湖の現状を知り、水の豊かな地区を確認してまいりました。
濃ゆい二日間。
琵琶湖周辺の田んぼはもともと湖水が田んぼに入ると同時に魚たちも行き来して田んぼで産卵するそうです。
そうした生きもの本来のあり方を残しながら(助けながら)共存していく方法の一つとして、
琵琶湖システムというものを作り出し、世界農業遺産に認定されたそうです。
次世代に継承すべき重要な農林水産業システム、動的遺産。
しかし、表彰されるのは人間目線でそんなことはどうでもよいと思います。
要するに、再び千年くらい続くやり方にしてゆかないといけないだけだと感じます。
学んだことや言いたいことは山ほどあるのですが…
とりあえず、琵琶湖料理(川魚料理)がこんなに美味しいとは、知りませんでした。臭みがほとんどない!
琵琶鱒(ビワマス)のフライ、
鮎の子、ゴチの佃煮、
鮒寿司、
鯉の甘露煮、
鯉のあらい、
ウナギの白焼、
エビ豆、
モロコの南蛮漬け、などなど。。
昔の人は、その日のおかずを田んぼや川へ取りに行ったと。なので、雑魚取りを「おかずとり」と言ってたとか。
81歳の現役漁師のおじちゃんは、1960年代までは琵琶湖の水は手ですくってそのまま飲めた。
水深5メートルしたまで透き通っていたんだよ、と。
現在の琵琶湖はだいぶ改善回復されているとはいえ、あと、90年くらいかかるとか。
水が汚染された最大の原因は、農業に農薬と肥料が使われるようになった1960年以降、さらに家庭用合成洗剤が一般的になった1970年代から赤潮が発生したとのこと。
「農薬は猛毒だ!!」と力説してくれて、
1970年代から国会まで行って漁師仲間で訴えてきたけど、何も変わらんかった…と嘆いておられました。。
家庭用洗剤を控える運動は各家庭の主婦達が力を合わせて極力使わないように努力をし、だいぶ前から赤潮の発生はなくなったとのこと。
漁船に乗らなければわからないことですが、琵琶湖は海のように広い!でも海じゃなく、川のように流れが強くあるわけでもない。
水たまりのようなところをうまく使わなければすぐに腐ってしまう。貴重な淡水なんです。
漁船クルーズで顔に当たる風は塩分を含んだ潮風ではなくさらっとした風で、それはそれは心地よい風でした!
色々と体験できてよかったと思います。
こうした経験が、生活にも活かされますように…。
まずは、一人一人の意識から…。
by tomoko
日本各地、どの地域も環境に対する切実な問題があり、今やらなければならない課題が山積みにも関わらず、人の意識が追いつかないので行政も動かず遅々として進まない、手をつけられない状態ばかりです。
そんな中で、琵琶湖周辺では行政も手を繋いでモデルケースになっている地区もあり、視察と講義を聞き、田の草取りを手伝い、
また、琵琶湖の漁師さんのお話を聞き、漁船に乗って1000年以上続く伝統的なエリ漁場を見せていただき、琵琶湖の現状を知り、水の豊かな地区を確認してまいりました。
濃ゆい二日間。
琵琶湖周辺の田んぼはもともと湖水が田んぼに入ると同時に魚たちも行き来して田んぼで産卵するそうです。
そうした生きもの本来のあり方を残しながら(助けながら)共存していく方法の一つとして、
琵琶湖システムというものを作り出し、世界農業遺産に認定されたそうです。
次世代に継承すべき重要な農林水産業システム、動的遺産。
しかし、表彰されるのは人間目線でそんなことはどうでもよいと思います。
要するに、再び千年くらい続くやり方にしてゆかないといけないだけだと感じます。
学んだことや言いたいことは山ほどあるのですが…
とりあえず、琵琶湖料理(川魚料理)がこんなに美味しいとは、知りませんでした。臭みがほとんどない!
琵琶鱒(ビワマス)のフライ、
鮎の子、ゴチの佃煮、
鮒寿司、
鯉の甘露煮、
鯉のあらい、
ウナギの白焼、
エビ豆、
モロコの南蛮漬け、などなど。。
昔の人は、その日のおかずを田んぼや川へ取りに行ったと。なので、雑魚取りを「おかずとり」と言ってたとか。
81歳の現役漁師のおじちゃんは、1960年代までは琵琶湖の水は手ですくってそのまま飲めた。
水深5メートルしたまで透き通っていたんだよ、と。
現在の琵琶湖はだいぶ改善回復されているとはいえ、あと、90年くらいかかるとか。
水が汚染された最大の原因は、農業に農薬と肥料が使われるようになった1960年以降、さらに家庭用合成洗剤が一般的になった1970年代から赤潮が発生したとのこと。
「農薬は猛毒だ!!」と力説してくれて、
1970年代から国会まで行って漁師仲間で訴えてきたけど、何も変わらんかった…と嘆いておられました。。
家庭用洗剤を控える運動は各家庭の主婦達が力を合わせて極力使わないように努力をし、だいぶ前から赤潮の発生はなくなったとのこと。
漁船に乗らなければわからないことですが、琵琶湖は海のように広い!でも海じゃなく、川のように流れが強くあるわけでもない。
水たまりのようなところをうまく使わなければすぐに腐ってしまう。貴重な淡水なんです。
漁船クルーズで顔に当たる風は塩分を含んだ潮風ではなくさらっとした風で、それはそれは心地よい風でした!
色々と体験できてよかったと思います。
こうした経験が、生活にも活かされますように…。
まずは、一人一人の意識から…。
by tomoko