味覚の秋

やっと涼しくなりました。
よい季節は短いですが、その一瞬を楽しまないといけませんね。

本上田邸の栗は今年は豊作です。
少しずつイガグリが落ちるので、朝夕2回チェックしてます。
何時間か放置しておくと、すぐに虫がついてしまいます。
イガグリから栗の実を取り出し、一応30分くらい水につけておくと、目視では分からなかった虫が出てきたりします。(やり方がこれでいいのか分かりませんが…)
新聞紙に包んで冷蔵庫で保管。そうすると長持ちするので、皮剥きはまた今度(^^)。

今年は有難いことに、あちこちからブドウも沢山いただきました。
いろんな品目、それぞれとっても美味しかったです!
で、下さった一人の方と後にお話ししてたら衝撃の話が…

私:Hさん!先日は美味しいブドウありがとうございました!!

Hさん:ウチの自慢のブドウ美味しかったやろ。

私:あんなに大きい房を育てるのは大変だったでしょう?タネなしでしたね!

Hさん:そうなんよ。実はな、タネなしのブドウを作ろうと思ったら、ジベレリンという薬液を受粉後に何度か噴霧または通さないといけないんや。

私:あ、それは聞いたことがあります。農薬として使ったり、植物ホルモンの調整するためですよね。

Hさん:そうそう。しかも、あれだけ大きい房に育てるためには、本来は虫がつかないように、防虫剤と成長ホルモン剤を一週間おきに交互に撒かないといけないから、本当に手間がかかるんだよ。

私:何となくは知っていたけど、思った以上に薬剤使ってるんですね!

Hさん:うん。うちは極力農薬を抑えてはいるけれど、皮ごと食べる人の気がしれないよ…。

私:たしかに!!

ということでした。。
ぶどうに限らず、ほとんどの果樹も野菜も売り物にするために見た目を重視して作るため、たくさんの薬品を使ってます。
だから、青森の奇跡のリンゴの木村さん(不可能と言われたりんご栽培を、農薬を一切使わないで自然栽培でつくった方)は、ホントに奇跡をおこしたんだ!と思いました。
でも…明治以前は、りんごはあまりなかったでしょうけれど、日本古来からのほとんどの作物は自然栽培でしたよね。だって、農薬も化学肥料もなかったもんね。 いろんな品目を食べられるようになって食の楽しさが拡がりましたが、果たして昔と今とどっちがいいものか?? やっぱりヨーガと一緒で、自然との共存、バランスが大事だよね。 行き過ぎるとバランスを崩す。

奇跡が奇跡じゃなくて、当たり前である健全で平和な世の中になるといいな。。

by tomoko

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